氷の花火 山口小夜子
(C)2015「氷の花火 山口小夜子」製作委員会
オイルショックにより閉塞感が漂っていた1970年代初頭に日本、黒髪に切れ長の目という日本人らしさをたたえた山口小夜子がアジア系初のモデルとして世界の大舞台に躍り出た。
山本寛斎や高田賢三、イヴ・サンローランら名だたるファッション・デザイナーのミューズとなり、東洋の神秘と謳われるまでに。やがて演劇やコンテンポラリーダンス、映画にも進出し美意識を追究していくも、2007年に急逝する。関係者の証言や彼女が長年専属モデルを務めた資生堂のCM制作秘話、貴重な映像などから、ミステリアスなその姿に迫っていく。